メールのきっかけとなったプロフイール
メールの内容は、相手に対する「自己イメージ」を作り上げるもので、「出会い系サイト」で異性(時には同性)との出会いを強く意識する。メール交換の相手に対してのもっともふさわしい「無料逆援イメージ」を一旦作り上げようとすれば、そのイメージをメールに付け加えようとするものだ。そのイメージは、きっかけとなったプロフイールに、のちには、交換されたメールの内容に依存していくことになる。 「異性と関係を持ちたいという強い『動機』をもつ若者は、その獲得のためにふさわしいとされる役割アイデンテイテイ、例えば、たくましい、やさしい、魅力的な身体をもつ、ユーモアがあるなどの、異性にとって魅力的とされる自己概念を身につけようとする」→)メールの相手とどうなりたいのか。その「動機」によって、自己イメージも変わっていくことになり、メールの内容もそれによって規定されていくことだろう。私自身の経験から言っても、メール交換をしていた相手をある程度イメージしているものの、実際に出会ったときにギヤツプを感じない人はほとんどいない。私は「生きづらさ」をキーワードにここ数年取材をしてきたが、会ってみると、 一見、そうは見えない人が多い。